【人事担当インタビュー】光洋機械産業株式会社/アジアで事業を加速させる留学生への期待(1/3)

【写真】留学生_光洋機械産業_1

光洋機械産業株式会社(以下、光洋機械産業)は、産業機械メーカーとして、生コンプラント・仮設足場・コンベア・環境機器などの機械製品の開発をしている企業です。現在、新領域や海外展開を積極的に進めており、外国人留学生の採用にも熱心な企業です。

今回は、光洋機械産業の事業内容や外国人留学生を採用する理由、今後の展開などについて、採用担当者の方々にインタビューさせていただきました。

http://www.kyc.co.jp/

 

<写真:左から>

管理本部長 兼 経営企画室長 取締役 上席執行役員 岩橋 茂治 さん

イズテック株式会社 技術部 刘 彤(リュウ トウ)さん

管理本部 購買グループ DAO TUNG DUONG (ダオ トゥン ズン)さん

品質管理室 ISO事務局 張 帆(チョウ ホ) さん

生産本部 第二技術部 コンベヤ設計課 胡 永波(コ エイハ) さん

管理本部 人事総務部 総務グループ長 平野 和則 さん

 

 

■光洋機械産業(株)について教えてください

(岩橋さん)

私たち光洋機械産業グループはBtoBで様々なクライアントに産業機械を提供するメーカーです。また、光洋機械産業グループは大和製罐グループの一員で、大和製罐グループの規模は売上2,600億円を超える非常に大きく安定したグループでもあります。

 光洋機械産業グループは国内の建設関係のクライアント向けに産業機械を提供するメーカーで高い市場シェアを誇る大型生コンプラント事業などで安定的な収益基盤を持つと同時に、主要グループ会社であるイズテックを軸にバイク、自動車さらには航空機メーカーなど日本の基幹産業の生産ラインに製品を提供するメーカーへと事業を拡大しています。日本の基幹産業は省人化・無人化生産ラインへと大きくシフトするなか、イズテックは高いソリューション力を背景にその需要に応え業績は大きく伸長しグループの戦略事業となっています。

 また、近年ASEAN諸国への進出を加速して、ベトナムのホーチミンに仮設材の製造拠点を設立し、シンガポールではエクソン・モービルやグラクソスミスクラインなどグローバルトップ100の企業をクライアントに持つメンテナンス事業会社を買収、シンガポールに於いて高収益の安定事業基盤を確保。フィリピンでは大手財閥グループの建設会社との合弁事業を立ち上げるなどASEANを中心にビジネス・ポートフォリオのグローバル化を進めています。

【写真】留学生_光洋機械産業_2

 

■外国籍社員の採用を始めた背景について教えてください

(岩橋さん)

企業の成長に合わせて、自然な流れで外国人の方を採用していったように思います。初めは中途採用で、現在は新卒でも外国人の方を受け入れています。弊社は、アジアでのビジネスを強化したいと考えています。2013年に中国現地に子会社を設立し、2015年にはベトナムにて工場を立ち上げ、2016年にはシンガポールの企業を買収し、ASEAN地域統括会社を立ち上げるとともに、フィリピンにも合弁会社を設立いたしました。このようなグローバル化を背景に、外国籍社員の方も海外だけでなく、日本でも増えていきました。

 

■外国籍社員の採用基準について教えてください

(岩橋さん)

大阪弁で言うところの「ええやっちゃ」を採用しています。技術者であれば、理系の専門知識も必要になりますが、それ以上に人柄や意欲の面で、魅力的だと感じる人を採用しています。誰にでも可愛がられるような、素直で熱心な人ですね。

 

(平野さん)

文系と理系でも少し異なります。文系の場合、営業職の仕事がメインとなるので面接の際でもコミュニケーション能力が高い方のほうが評価されると思います。理系の場合、話す事が苦手な方でも、研究などで勉強されてきた内容等を見せて頂いて評価しています。文系も理系も、まずは日本法人に就職して製品について学んでいただきます。その後、海外で活躍していただくことを期待しています。私が面接で会う留学生の傾向ですが、熱意が強い方が多い印象があります。大学で何を勉強しいて、どんな仕事がしたいのかが明確な方に、よく出会います。

 

■外国籍社員への期待について教えてください

(岩橋さん)

弊社では、数年後に定年退職に伴う世代交代がおこります。そういう意味で若い社員がキャリアを得るチャンスがたくさんあると考えています。さらに、現在はグローバルで事業を展開しているので、海外でも留学生の強みを活かせばポジションに付きやすいと思います。ベトナムの工場では製造責任者が、シンガポールのASEAN統括拠点でもマネジメントできる人材が必要です。海外での多様な人材が一緒に働く環境では、日本法人とは異なるマネジメントの難しさがあります。そのような環境で意思決定してゆくことは大きな経験となります。その様な環境で通用する人材が育ってくれることを期待しています。そのためにも、まずは日本法人で光洋機械産業の理解、ビジネスで必要な知識を学んでいってほしいと考えています。

【写真】留学生_光洋機械産業_3

 

■外国籍社員が活躍しやすくなるために必要だと思うことは何ですか

(平野さん)

まずは不安なことを無くすことだと思います。そのためには、先輩社員の協力も必要です。また、いつか自分の国に戻りたいという方に対しても、自国でキャリアを積めるような仕組みも検討していきたいです。このような仕組みを考えるうえで、まずは外国籍社員の声をもっと聞いていく必要があると感じています。そのうえで、様々な選択肢を増やしたいです。例えば、ゼネラリストだけではなく、スペシャリストとしてキャリアを積んでいく道。海外事業も拡大しているので、国内外で活躍しやすい制度を作っていきたいです。

 

■留学生へのメッセージ

(岩橋さん)

光洋機械産業が買収したシンガポールの事業会社は、従業員数450人を数え、国籍は11ヵ国と、非常にダイバーシファイした活力ある組織です。その経験から、国籍や宗教など文化的背景を問わず様々なバックグラウンドや価値観などを持つ人材が加わることで、より組織に活力が生まれ、多様なアプローチが可能になると考えています。だからこそ、弊社では今後も積極的に留学生の皆さんを採用したいと考えていますし、ぜひ留学生の皆さんにチャレンジしてほしいです。一緒にアジアで事業を拡大していきましょう。

 

ありがとうございました!

次回は、光洋機械産業で働く外国籍社員の方々にインタビューします。お楽しみに!

 

※ 光洋機械産業の採用情報はコチラ

 

<2019/4/17 公開予定>

【元留学生インタビュー】光洋機械産業株式会社/大事なのは自分が活躍できる会社かどうか(2/3)

 

<2019/4/19公開予定>

【元留学生インタビュー】イズテック株式会社/難しいからこそ達成感を感じる設備開発(3/3)

 

(インタビュー:田村)

 

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