【元留学生インタビュー】イズテック株式会社/難しいからこそ達成感を感じる設備開発(3/3)
イズテック株式会社(以下、イズテック)は、光洋機械産業株式会社のグループ会社です。光洋機械産業とは異なる”マテハン機器”を開発・製造する専門メーカーです。非常に高い技術力を強みに、輸送機器メーカーなどに設備を提供しています。
今回は、光洋機械産業から出向し、現在イズテックで働いている元留学生にインタビューさせていただきました。
http://www.izutech.co.jp/
技術部 リュウ トウ さん
■イズテック株式会社
イズテック株式会社は、光洋機械産業グループとして、コンベアを中心に”マテハン機器”を開発・設計から製造、据付、販売・保守メンテまでする専門メーカーです。”マテハン機器”とは、物流業務を効率化するために用いられる作業用機械・設備装置の総称です。自動車やバイクの車体や部品などを自動搬送する設備を作っています。さらに、2015年に内閣府より「アジアNo1航空宇宙産業クラスター形成特区」の区域認定を受け、近年は航空機製造のクライアントにも当社の搬送は機械を提供しています。
■どんな人材が求められているのですか?
専門知識や高度な技術力も大事ですが、グローバル経営を推進していける人材が必要です。そのためには、次の4つが必要です。「自ら考え率先し行動できる人(リーダーシップ)」「目標をもって計画的に動ける人(高い目標設定力)」「提案力・創造力がある人」「コミュニケーション能力(理解力・伝達力)」このような要素があるかどうか、学生のこれまでの経験を聞いて判断しています。
■光洋機械産業に入社した経緯について教えてください
(リュウさん)
大学時代に研究していたロボットに関する専門知識が活かせると考えたためです。大学の研究指導教員の方から直接紹介いただきました。自分が研究してきたことを活かせると感じたので、選考を受けて内定をいただくことができました。
■現在の仕事内容について教えてください。
(リュウさん)
私は光洋機械産業に入社して、6ヶ月間、西脇工場と本社で研修を経て、イズテックに出向しています。イズテックでは、コンベアなどの生産ラインの開発・設計をしています。光洋機械産業とは開発する製品も異なります。特殊な製品も多く、製品を納入する現場を実際に見ないと計算することもできません。複雑な設計も多いですが、私が大学で学んでいたロボット研究の知識を活かすことができています。難しい製品の開発ができたときには、達成感を感じることができ、とてもやりがいのある仕事をしています。
■入社後のギャップは何かありますか?
(リュウさん)
初めて日本企業に就職して働いていますが、中国の企業に比べると、皆さん優しいのではないかと思います。分からないことがあれば、丁寧に教えてくれます。職場は綺麗で、仕事をサボっている人もおらず、みんなまじめです。
■日本企業への就職を希望する留学生へアドバイスをお願いします。
(リュウさん)
自分の勉強したことや、やりたい仕事が明確になっていないと内定を得ることは難いかもしれません。面接は、緊張しますが、ゆっくり話せば大丈夫です。自分の気持ちをしっかり伝えてください。私も含め、多くの留学生は日本の大手企業しか知らないと思います。しかし、大手企業への就職は競争が激しいです。会社の規模にとらわれず、自分の知識が活かせるところを探してチャレンジしたほうがよいと思います。
ありがとうございました!
これまで、光洋機械産業、イズテックと、2つの会社に在籍する外国籍社員をインタビューさせていただきました。ご協力ありがとうございます!
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