【企業インタビュー】リングロー株式会社 / 社員の力で、世界で活躍できる企業へ

株式会社リングローで働く国際的豊かなメンバー

https://www.ringrow.co.jp(リングロー株式会社)

 

リングロー株式会社は、世界中の人々が自由にITを利用できる社会の実現を目指し、国内外で中古パソコンをはじめとする情報端末の修理・販売から保守までを行っています。2020年までに海外5拠点の展開を目指し、外国人の採用やインターンの受け入れを積極的に行っています。そんな、国際色豊かな職場にお邪魔してきました。

 

管理部門 人事課 リーダー 小俣勇祐 (オマタ ユウスケ) さん

管理部門 広報課 楢木優里 (ナラキ ユリ) さん

国内営業部門 卸売 Kamrul Hassan (カムルル ハッサン) さん

 

まずは、人事課の小俣さんにお聞きします。

 

国内の労働人口の減少や弊社の海外展開を見据えて

近年の外国人の採用状況について教えてください。

弊社では通年採用の方式を取っています。現在60人近い社員が在籍しており、そのうちの1割が外国籍です。現在6ヶ国の外国人社員が在籍し、今年はさらに2名が入社し、計8ヶ国の外国籍社員が在籍することになります。配属先は、国内外の営業からバックオフィスまで様々です。新卒で採用した社員が多いため、平均年齢は28歳と若いです。アイセックのインターンを通して(NPO法人アイセック・ジャパンhttp://www.aiesec.jp)入社した社員もいます。国内の労働人口の減少や弊社の海外展開を見据えて、5年前に外国人留学生の採用を始めました。弊社に興味を持ってくれて、優秀な人であれば、国籍に関係なく採用したいというのが弊社の方針です。

 

外国人社員に期待することや外国人を採用するメリットは何でしょう?

外国籍の社員がいることで、他の国の文化や海外のマーケット状況を知ることができ、使用言語も広がります。また、日本人社員が普段から外国人と仕事をすることで、様々なバックグラウンドを持った人と接する際の対応力が上がると思います。

 

採用の際に求める素質や人物像について教えてください。

キャリアは不問で、大学名やTOEICスコアなどは特に気にしていません。むしろ質的な部分(性格やマインド)を重視しています。人や社会の役に立ちたいという想い、会社の理念への共感を見ています。また、自分の意志がしっかりしていて、向上心があることも大切です。何より「いいやつ」を採用したいですね。ですので、書類選考や筆記試験は行っておらず、全員と面接するようにしています。外国人の採用プロセスも日本人と一緒です。コミュニケーションが取れるレベルであれば、具体的な日本語能力の基準などは設定していません。

 

御社で働く魅力について教えてください。

まず、配属は本人の希望に合わせています。弊社は会社ベースではなく、社員ベースです。通常は、企業の売り上げ目標等に合わせて社員が働きますが、弊社では、社員のやりたいことやそれぞれの社員のペースを重視しています。また、これほど外国籍社員の割合の多い会社はあまりないと思いますので、様々な背景を持った人と働ける環境も魅力ですね。

 

これから日本で就職活動を行う留学生・外国人へのアドバイスやメッセージをお願いします。

勇気のある決断をして来日していると思いますので、まずは自分に自信を持ってほしいですね。日本での就職は難しいという認識を持っているのかもしれませんが、自分の思いを表現し切れていない学生をよく見かけます。面接では、自分の本当の思いを伝え、日本で活躍していってくれたら嬉しいですね。

 

 

次に、Hassanさんにお話を伺いました。

 

人の役に立つことをしたいという気持ちは今も昔も変わりません。

御社に入社するまでの経歴と経緯を教えてください。

バングラデシュの大学を中退し、日本の大学と大学院で、英文学を勉強しました。卒業後はUNICEFで働きたいと考えていましたが、まずは、社会人経験が必要だと分かり、就職活動を始めました。弊社のことは大学のキャリアセンターで知りました。私は文系ですが、ITの知識は不要だと分かりましたし、何より、お金に困っている人たちに中古の製品を届けられればと思い、弊社を志望しました。UNICEFで働きたいという想いは今も持っており、人の役に立つことをしたいという気持ちは今も昔も変わりません。

 

現在の職務内容やワークスタイルについて教えてください。

国内営業販売部門で、仕入れから販売まで、営業を行っています。2年目の終わりから独り立ちし、現在はインターナショナルスクールなどの営業先を自ら開拓できるまでになりました。営業において大切にしていることは、相手が何に困っているかを引き出し、どのように弊社がお手伝いできるか相手に分かりやすく伝え、一度ダメでも何度もトライすることです。また、直接の会話によるコミュニケーションを重視しています。

残業や休暇の融通は効きやすい方だと思います。また、ルーツ休暇制度という制度があります。これは、自分のルーツとなる場所へ帰るために、誕生月に勤続年数に応じた休暇がもらえる制度で、往復の交通費を原則会社が負担します。外国人社員にとっては大変助かる制度ですね。

 

海外で働きたいと思いますか?

国内営業の方が面白いですね(笑)最初の頃は、国内営業は難しいことばかりでしたが、今はどうやって商談を進めるか考えるのが面白いです。以前はできなかったことができるようになったという実感があり、国内営業の方が達成感があるように思います。

 

日本の企業で働く、もしくは日本人と仕事をする中で苦労したことや嬉しかったことはありますか?

入社した頃は、社会人としての振る舞い方、先輩との接し方などが分からず苦労しました。私が最初の外国人社員でしたので、そうした経験は後輩の外国人社員に引き継いでいます。嬉しかったことは、外国人でも他の日本人と扱い方が同じだったことですね。また、弊社はとにかく働きやすいです。他の社員と話しやすく、相談すると親身になって応じてくれます。

 

これから日本で就職活動を行う留学生・外国人へのアドバイスやメッセージをお願いします。

まず、日本で働きたいのであれば、しっかり日本語を勉強しておくことです。自動車免許も取っておいた方が良いですね。また、興味のある企業について何か分からないことがあれば、働いている先輩に話を聞いておくことです。日本で働きたいからといって、安易に企業を選ぶのではなく、時間をかけて調査し、自分が何をしたいのかを考えることが大切だと思います。

 

ありがとうございました!

(インタビュー・記事:渡邉絵理)

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