【留学生企業インタビュー】株式会社八芳園 / 日本文化を海外に伝える外国籍社員(1/2)

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今回の企業インタビューは “特別編”です!早稲田大学 日本語教育研究センターで学ぶ留学生の授業(「ビジネスコミュニケーションのためのケース学習6-8」担当教員:金孝卿)の一貫として、外国籍社員が活躍する日本企業にインタビューしてきました。第2弾は株式会社八芳園(以下八芳園)」です。

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<インタビュアー>

■ミヤグスク ハルユキ さん(早稲田大学大学院 経営管理研究科 専門職学位課程)(写真:右)

<インタビュイー>

■株式会社八芳園 総務部 採用教育課/マネージャー 川﨑 友希さん(写真:左)

■株式会社八芳園 ゲストリレーション コズロワ アナスタシアさん(写真:中央)

 

(osigoto.com事務局 田村)

本日は、よろしくお願いします。初めに、八芳園について教えてください。

 

(川﨑さん)

八芳園は、創業75年の会社です。実は土地としては350年以上も前からあります。もともと、徳川家康の側臣の一人である大久保彦左衛門のお屋敷だったところを、先代の社長が引き継ぎ、料亭にしました。その後、結婚式場として事業を始めました。今では、結婚式場「八芳園」と言われるようになりました。結婚式場としては、チャペル2ヶ所、神殿(着物)1ヶ所、人前式1ヶ所、バンケットは15室あります。年間約2,000組の結婚式が行われています。しかし、ここ2,3年は、結婚式だけでなく、海外のお客様がイベント関連で八芳園をご利用されるケースが増えています。八芳園は、結婚式のプロデュースで培ったノウハウを活かして、イベントのトータルプロデュースも始めています。事業を行ううえで大事にしている軸は、弊社の企業理念である「日本のお客様には心のふるさとを 外国のお客様には日本の文化を」に基づいています。結婚式を挙げた人が、いつでも”ホッ”と出来る場所であること、海外の人には日本食や木工品など、日本の職人が手掛ける日本文化を拡げられることを軸に現在はイベント企画をプロデュースしています。「日本の文化を拡げられることにつながるか」です。そのために、全国の職人とコラボレーションしてイベントを企画しています。八芳園から日本の文化を知ってもらえたら嬉しいです。このように、八芳園では、近年、結婚式だけではなく、イベントプロデュース事業にも力を入れています。そのために、全国の職人とコラボレーションしてイベントを企画しています。八芳園から日本の文化を知ってもらえたら嬉しいです。このように、八芳園では、近年、結婚式だけではなく、イベントプロデュース事業にも力を入れています。

 

(osigoto.com事務局 田村)

ありがとうございます。では、次にアナスタシアさんに質問です。日本に来た経緯、八芳園で働くことになった経緯について、教えていただけますか?

 

(アナスタシアさん)

私はロシアの大学を卒業して、ロシアの大学で英語教師を数年間していました。その後、以前から日本の文化に興味を持っていたこともあり、日本語学校に留学することを決めました。そして、日本語学校を経て、八芳園に就職しました。私にとって就職活動はとても大変で、不安でした。ロシアでは就職活動の必要はありませんでした。そのため、就職活動自体が初めての経験だったのです。初めて就職フェアに行ったときのことですが、八芳園のブースにたまたま出会いました。そのブースにあった八芳園の写真が、とても綺麗だったこと、そして会社説明をしていたのが外国籍スタッフであったことから、外国人の人も仕事ができる環境があるのかなと思い、説明を受けました。就職フェア後、八芳園の選考を受け、運良くスムーズに選考が進み、内定をいただきました。私は、八芳園に興味を持っていたので、入社することを決め、現在にいたっています。私は、八芳園に興味を持っていたので、入社することを決め、現在にいたっています。

 

(osigoto.com事務局 田村)

そうだったのですね。不慣れな就職活動だったかもしれませんが、スムーズに就職できたのはすごいですね!日本語が上手いのはもちろんですが、お人柄も八芳園に合う、とても良い人だったのだと思います。それでは、この後はハルユキさんより、仕事をしていて感じることなどを聞かせてください。

 

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(ハルユキさん)※ここからQは、インタビュアーのハルユキさんの質問です。

Q.異文化コミュニケーションで意識していることは何ですか?

(アナスタシアさん)

日本人は丁寧なので、普通よりもちゃんとしなければならないと意識しています。分からないことがあれば、自分で勝手に判断して認識を間違えないよう、日本人社員にダブルチェックをしてもらうようにしています。

 

Q.仕事をするときのコミュニケーション言語は何ですか?

(アナスタシアさん)

日本語です。アルバイトでベトナム出身の方がいて、先輩には中国出身の方もいますが、皆さん日本語でコミュニケーションを取っています。

 

Q.異文化を持つ同僚とコミュニケーションを取るときに意識していることは何ですか?

(川崎さん)

なるべく分かりやすい言葉を使うようにしています。日本人には”阿吽の呼吸”という、なんとなく察する文化があります。しかし、それは日本人だから出来ることで、外国人にとっては難しいです。だから、異文化を持つ人には分かりやすく、はっきりと伝えなければいけないと考えています。

(アナスタシアさん)

そうですね、曖昧な表現は、お互い理解することが難しいので、気をつけなければならないと思います。

 

【画像】留学生インタビュー_八芳園4

 

Q.日本人と働くときに難しいことは何かありますか?

(アナスタシアさん)

もちろん日本語能力は、まだまだ足りないと感じますが、みんなが簡単な言葉で説明をしてくれるので、言語的な問題はありません。また、働き方について、日本人社員は毎日頑張っているので、外国人の私も負けないように頑張らなければならないと感じています。

 

Q.研修について教えてください。

(川崎さん)

国籍や社員の雇用形態(アルバイト・インターンシップ・正社員)に関わらず、お客様からしたら、すべて八芳園の社員になります。そのため、すべての社員に八芳園が大切にする考え方を伝えています。八芳園で重要視していることは、すべてのことはお客様のために行うという意識を持つことです。たとえ、何かミスをしてしまったとしても、お客様のために試みた結果生じた失敗であれば、上司もフォローする文化があります。むしろ、お客様のためであれば、何をしてもいいですし、お客様のためにチャレンジする考えがあります。

 

後半へ続く・・・

 

【留学生企業インタビュー】株式会社八芳園 / 多文化組織が生み出す価値(2/2)

 

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(担当:田村 一也)

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