【外国人採用企業インタビュー】リンクトイン(LinkedIn)/同じカルチャーを持って世界中の人と仕事をする(1/2)

外国人インタビュー【画像】リンクトイン(Linkedin)1

https://www.linkedin.com/company/linkedin/

 

早稲田大学 日本語教育研究センターで学ぶ留学生の授業(「ビジネスコミュニケーションのためのケース学習68」担当教員:金孝卿)の一貫として、外国籍社員が活躍する企業にインタビューしてきました。

今回訪問させていただくリンクトイン・ジャパン株式会社(※以下 リンクトイン)は、シリコンバレー発のビジネスSNSを開発・運営する会社です。世界で6億7,500万人のユーザーが利用しており、日本でも数百万人が利用しています。今回、2011年に設立された日本法人にて、そこで働く日本人社員と外国籍社員にインタビューさせていただきました!

 

<インタビューを受けていただいた方>
ニュースエディター 村井 秀輔 さん(写真一番右)
タレントソリューションズ セールスマネージャー 楊 顓領(レイ)さん(写真一番左)
 
<インタビューに参加した学生>
IGARASHI Yuichiさん、WU Yueleiさん、Soon Chi Longさん、CHEN Chun-Anさん(日本語教育研究センター)、花田 路汰さん(国際教養学部) の5名

 

リンクトインの会社概要について教えてください。

(村井さん)
シリコンバレーで始まったビジネスSNSで、最も信頼されているSNSとして、ご評価いただいています。リンクトインは「世界の人々をつなげることで、個人と組織の生産性を高め、さらなる成功につなげる」をミッションに、「世界で働くすべての人のために経済的なチャンスを作り出す」というビジョンを掲げて事業をしています。主なユーザーは、個人の方々ですが、法人向けにもサービスを提供しています。例えば、私(村井)は、ユーザーの方々にニュースを発信しています。レイさんは、法人企業向けに、リンクトインの活用方法について、アドバイスをしています。ユーザーとなった法人企業は、自社の事業やニュースリリース、採用情報などについて発信しています。これは役割分担でしかないですが、私たちは、いかにして魅力的なプラットフォーム(ビジネスSNSコミュニティ)を作るかを考えながら仕事をしています。

 

様々な国籍の社員がいるリンクトインの社内の雰囲気について教えてください

(村井さん)
とてもアットホームで、みんな仲が良く、おもしろい会社だと思います。リンクトインでは、様々な国籍や文化を持った人が働いているため、”カルチャー”や”バリュー”を決めて、それを体現したり、それに基づいて考えたり、判断したりしています。

 

<Our culture(カルチャー)>

What brings us together.

・Transformation(よりよく変化すること)
Every one of us is here to transform ourselves, our company, and our world for the better.

・Integrity(誠実であること)
We don’t believe the ends justify the means. Do the right thing.

・Collaboration(共によく働くこと)
We’re capable of so much more when we work together.

・Humor(楽しむこと)
Changing the world is hard work. It’s important to have a few laughs along the way.

・Results(結果を出すこと)
We set clear goals. We measure our success. We fix what doesn’t work. We deliver.

 

<Our values(バリュー)>

How we make decisions.

・Members first(何よりもユーザー優先)
Without our members, there’s no LinkedIn. Everything we do, we do for them.

・Inspire excellence(素晴らしさを自ら示す)
No challenge is too big. We keep learning, iterating, and improving.

・Relationships matter(お互いを大事にする)
We’re in the business of building relationships. This includes our workplace.

・Take intelligent risks(賢くリスクをとる)
One of the secrets to LinkedIn’s success. Not every risk works out – but some do.

・Be open, honest, and constructive(正直、オープン、かつ前向き)
We strive to communicate clearly and share helpful feedback.

・Act like an owner(自分ごととして考えて行動する)
We make every decision, big or small, with care.

※参考:https://careers.linkedin.com/culture-and-values

 

(レイさん)
自由度が高い会社だと思いますね。決められた時間に働くことは、あまりありません。例えば、外出先で人に会ってから出勤することもできますし、カフェで仕事をすることも可能です。私は、年末台湾に帰っていましたが、少し早めに台湾に行って、台湾で仕事をしていました。もちろん、責任は大事なので、結果さえ出せれば、自由度が高い環境だと思います。

 

外国人インタビュー【画像】リンクトイン(Linkedin)2

 

多国籍の社員がいるリンクトインでは、どんな言語を使って仕事をしているのですか?

(村井さん)
日本語と英語の両方を使ってコミュニケーションをとっています。リンクトインの日本人社員は、基本的に英語を話すことができます。

 

現在の仕事のおもしろさやりがいについて教えてください

(村井さん)
私はリンクトインでニュースを発信しています。これ自体は、自分が好きなことなので、好きなことが仕事になっている感覚があります。もともとインターネットを使って、何か情報を発信することに興味を持っていました。高校生の頃から、自分でHPを作って管理していました。そして、大学では英語を学び、大学院ではソーシャルメディアの研究をしてきました。そのため、これまで自分が興味を持って学んだことや経験したことが活かすことができ、毎日楽しいですし、やりがいがありますね。

 

(レイさん)
私は法人企業のサポートをしています。お客様である企業の魅力につながる、おもしろい事業や取り組みがあれば、それを投稿してもらっています。そして、そのような企業の情報発信をサポートするなかで、企業から「良い人材が採用できた」という話を聞くことがあります。そのような話を聞くと、すごくやりがいがありますよ。

 

仕事でミスをしたときは、どうしていますか?

(村井さん)
正直に言います。ミスをしても、その後、それをどうするかが大事です。一番よくないのは、ミスをしてしまったことを隠すことだと思います。

 

外国人インタビュー【画像】リンクトイン(Linkedin)

 

ダイバーシティのメリットは何だと思いますか?

(村井さん)
様々な考えを知ることができること、勉強になることだと思います。もちろん、異文化や価値観の違いによって、衝突が起きることもあると思います。その時は、一度違いを受け止めて、どうするかを考えたらよいと思います。いろんなバックグラウンドを持つ人がいる会社は成長する可能性が高いと思います。一方で、多様な価値観がある組織では、それをまとめるカルチャーが重要になると思います。

 

(レイさん)
勉強になることが多いと思います。国籍は関係ないですし、みんな違っていていいという前提条件があることで、誰もが自分らしく仕事ができます。建前ではなく、本音でコミュニケーションが取れると、良い仕事につながると思います。

 

異文化ギャップによって問題が生じたときは、どう対応していますか?

(レイさん)
国籍や文化の違いによって、考え方が異なり、ぶつかることはあります。でも、みんな悪意を持ってぶつかってきたとは思っていません。相手を信じることが大切です。私の場合、一度クールダウンして、落ち着いた状態で、何故そのように考えるのか、相手の考えを聞くようにしています。相手の立場を想像したり、理解しようとすることが大事だと思います。そして、そのような衝突をポジティブに捉えることができるかも重要だと思います。

 

(村井さん)
異文化だけでなく様々な国の人と仕事をするときは、説明ができるかどうかが大事です。私はリンクトインでは日本語でニュースを発信していますが、上司はシンガポールにいるオーストラリア人です。国によってリンクトインの利用状況は異なるのですが、説明の仕方が重要になります。みんなオープンマインドなので、しっかり説明ができるかどうかが重要になると思います。

 

ありがとうございました!

次回は、外国人で日本企業に営業をするレイさんが仕事のやりがいを語ります。お楽しみに!

 

(インタビュー:田村 一也)

 

【外国人採用企業インタビュー】リンクトイン(LinkedIn)/外国人営業担当が語る日本で働くこととやりがいの見つけ方(2/2

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