【留学生就活ノウハウ】面接対策−その1−

【留学生就活ノウハウ】面接対策

■面接対策−その1−:

面接(=interview)は、日本では基本的に対面で実施されることが多いです。また、1次面接は集団(複数名)で実施され、2次面接以降は1対1の個人面接になるのが一般的です。そして、この1対1の個人面接は複数回実施され、新卒採用面接では2〜3回実施されます。面接時間は、各30〜60分です。 複数回実施される面接で面接官を担当するには、「人事」「現場担当者」「会社役員」の3つのパターンがあります。面接官、それぞれの役割は次の通りです。

「人事」→面接以外に、会社概要の説明や人事制度などの説明も担当します。面接では、主に自社に合うかどうか、最低限のコミュニケーション能力があるかなどを確認します。

「現場担当者」→面接では、主に知識や能力のチェックをします。現場担当者は、入社後、実際に配属される部署の社員であることが多いです。そのため、一緒に仕事をするメンバーとして適切かどうか判断をします。

「会社役員」→面接では、会社の社風や考え方、将来目指す方向性に合うかをチェックすることが多いです。会社役員だからこそ、会社全体を理解したうえで、会社に入る仲間として適切かどうかを判断します。さらに、日本企業は長く働いてほしいと考えます。そのため、会社の方向性(ビジョン)と、皆さんの志望動機がマッチするかを判断します。

 

■どうする!?面接対策:

留学生が注意しなければならないことは、アピールの仕方です。留学生の傾向として、面接で「できること(知識やスキル)」をアピールすることが多いです。しかし、日本企業が知りたいことは、「できること(知識やスキル)」ではありません。伝えなければならないことは、「できるようになったこと(学んだこと)を習得するまでのプロセス」です。「何ができるようになったのか(学んだのか)?」「どのように頑張ったのか?」「なぜ頑張れたのか?」を伝えることが重要です。なぜでしょうか?

日本企業は新卒の皆さんに対して、”入社後に成長してもらえること”を期待しています。そのため、「成長できる可能性が、どのくらいあるのか」「どのようなことであれば、頑張れるのか」などを面接で知りたいと考えています。だからこそ、結果だけを伝えるのではなく、結果に至るまでのプロセスを伝えることが大切です。 では、どのように伝えるとよいのでしょうか?

参考になるのが”PREP法”です。”PREP法”とは「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(事例、具体例)」「Point(結論を繰り返す)」の頭文字を取った法則です。例えば、次のようなアピールの仕方です。

「Point(結論)」→私が学生時代に頑張ったのはドラッグストアのアルバイトです。

「Reason(理由)」→なぜドラッグストアのアルバイトを頑張ったかというと、日本語を話し、上手くなるためです。

「Example(事例、具体例)」→ドラッグストアには、多くの商品があります。そして、お客さんは、様々な商品を探しています。そこで、商品を日本語で覚え、案内していました。

「Point(結論を繰り返す)」→その結果、日本語が上手くなることにつながり、私は頑張ることができました。

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