【留学生就活ノウハウ】グループディスカッション
by Kazuya Tamura 1月. 4, 2019
■グループディスカッション:
選考方法(試験)の一つです。どの企業でも必ず実施される試験ではありません。これも一度に多くの学生を評価するための方法として、グループディスカッションが用いられています。だいたい4〜8名くらいのメンバーで、1つのグループを作り、30分前後ディスカッションをすることが多いと思います。多くの場合、何か課題やテーマを与えられて、それに基づいてディスカッションを行います。
一般的に、グループディスカッションでは3つの役割があります。1つ目は”司会役(ファシリテーター)”です。ディスカッション全体をファシリテートします。2つ目は”タイムキーパー”です。ディスカッションが盛り上がると、多くの人は時間が経過していることを忘れます。そのため、時間を仕切る人が必要になります。最後の3つ目は、”議事”です。みんなが意見をしているときに、誰が、どんな意見だったかをまとめる役割が必要になります。そして、ディスカッションの最後に、ディスカッションの内容やチームとしての結論をまとめます。
■どうする!?グループディスカッション対策:
グループディスカッションで難しいのは、通常エントリーで選考を行う場合、一緒に選考を受ける多くが日本人学生であることです。日本人学生も選考に受かるために必死なので、皆さん留学生の日本語力に合わせてコミュニケーションはしません。人気企業の選考になれば、優秀な学生も増えるので、ディスカッションスピードが速くなります。そのスピードについていくのは、 N1を持っていたとしても、とても難しいです。
そこで、私がオススメするのは「タイムキーパー」です。タイムキーパーであれば、時間は日本語に関係なく計れます。ただし、ただ時間を計るだけでは評価されにくいでしょう。グループワーク全体を通して、どのようなスケジュールで議論をするのか、どのタイミングで議論をまとめていくのかなど、グループディスカッションの流れ(進め方)をコントロールするくらいの意識で、自分ができることをするのが重要です。もちろん、ディスカッションについていけそうであれば、積極的に発言はしたほうがよいです。
グループディスカッションの評価ポイントの1つは「発言の数」と「発言の質」です。そして、もう1つ重要なポイントがあります。それは「協調性」です。「チームプレー」と言い換えることもできます。日本企業で重要視する要素(性格)に「協調性」があります。これは、日本企業がチームで協力しながら仕事をすることを重要視するためです。では、どのように「協調性」を評価するのか?答えは、「他人の意見を聞いているか」「他人の意見を受け入れながら自分の意見を述べているか」そして「話し過ぎていないか」になります。「発言の数」が評価されるからといって話し過ぎたら、間違いなく不合格になる可能性は高まります。例えば、制限時間20分で4人で議論をするのであれば、1人当たりの発言時間は5分です。仮に1回の発言が1分としたら、5回くらい発言するのが適切なボリュームになります。もちろん、他の人が発言しなければ、5回よりも多く発言してもよいでしょう。重要なのは、チームで一緒にワークをすることです。
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