【人事担当インタビュー】株式会社ミキハウス/留学生と共に世界ブランドを作る(1/2)
https://www.mikihouse.co.jp/corporate/recruit/
株式会社ミキハウス(※以下ミキハウス)は、「子どもと家族の毎日を笑顔でいっぱいに」というビジョンのもと、安心・安全を第一としたものづくりとサービスを世界中のお客様に届けている企業です。一人ひとりのお客様への想いを大切に、世界No.1のベビー子どもブランドを目指しています。現在、多様な国籍の社員が増えており、子どもたちへの想いを形にすることを同じ目標に、世界各国で事業を展開しています。今回は、世界で活躍してくれる社員を採用している人事の皆さんにインタビューさせていただきました!
人事部 部長 宮本 周 さん(写真左)
人事部 本間 澪月 さん(写真中央)
人事部 神谷 優太朗 さん(写真右)
外国人採用を始めた経緯について教えてください。
2014年頃から、留学生の採用が始まっています。当時、「中国人観光客の爆買い」がニュースになっていたときです。その頃、東京や大阪にあるミキハウスの店舗の売上は、半分が海外から来たお客様に買っていただいたものでした。それくらい海外からのお客様が多かったので、アルバイトで留学生を採用するようになりました。それから数年経って、新卒採用でも外国人留学生比率が高くなり、現在では新卒内定者の約半分は留学生になっています。実際、ミキハウスで働く社員は、中国をはじめ、韓国、タイ、インドネシア、イタリアなど、様々な国籍の方が働いています。
留学生は、どのような基準で採用されているのですか?
ミキハウスが大切にしているおもてなしやサービスの精神に合いそうな人を採用しています。正直、人事の勘かもしれませんが。面接でお話を聞かせていただくと、「日本文化」特に「サービスに対する考え方が好き」だったり「日本の良いものやサービスを世界に発信したい」「自分の国との架け橋になりたい」と言う留学生に出会います。そのような留学生に出会うと、一緒にミキハウスブランドを作っていってほしいなと思います。そのため、日本語力やコミュニケーション能力も大事なのですが、一番は人柄の部分でミキハウスが大事にすることと合うかどうかだと思います。
外国籍社員が増えることで、大変だったことはありますか?
初めは大変でしたよ。文化も違いますし、同じものを見ても、受け取り方が違います。そのため、社内でのコミュニケーションも苦労することはありました。しかし、相手の価値観を認めることで、新たな気づきを得ることもできます。異文化に共感できるようになったことで、日本人社員の考え方が、より柔軟になったのではないかと思います。
外国籍社員が増えたことで、何か良い成果はありますか?
外国籍社員と日本人社員がお互いの良さを活かして、チームとしてフォローし合えるようになったと思います。例えば、観光客が多い店舗もあるので、外国籍社員の方が売上を上げているところもあります。そのような場合、外国籍社員は接客で忙しくなります。しかし、仕事は接客だけではありません。チームワークが良い店舗になると、日本人社員が、外国籍社員が担当する店舗運営に関わるそのほかの業務などのフォローをします。お互いにリスペクトし合っていないとできないことだと思います。ミキハウスでは、初めからできていたわけではないですが、時間をかけてできるようになってきた気がします。
異文化理解のための研修は、何かされていますか?
入社5年目くらいまでの若手で、多様な人材と一緒にチームビルディングを行う研修を行っています。日本人社員と外国籍社員で一緒にしますので、そこで文化の違いを知ったり、異なる文化を理解し、認める機会になっています。
今後の人事戦略について教えてください。
外国人材採用について言えば、今後も積極的に行っていきます。これからは、益々グローバルな時代になると思いますし、ダイバーシティがあることで、より組織が活性化すると考えているからです。実はミキハウスでは、出産や育児も大切なキャリアだと考えています。出産や育児を経験したからこそ、ミキハウスでのキャリアに活かせることが沢山あります。そのため、女性が活躍しやすい環境作りに力を入れてきました。産休育休や時短勤務など、柔軟に働けるような環境を作っています。言い換えると、元々多様な人を受け入れる風土がある会社でもあります。これは外国人に対しても同じだと思います。ただ一方で、ミキハウスは個性が強い会社でもあります。クオリティに対するこだわりが強く、流行に左右されない会社です。そのため、海外で活躍してほしい留学生に対しても、まずは日本で数年は経験を積んでもらい、ミキハウスブランドを理解してもらいたいと考えています。その上で、グローバルに活躍していってほしいです。
これから日本で就職を目指す留学生にメッセージをお願いします。
(本間さん)
ミキハウスでは、現状に満足せず、多様な価値観を吸収して、より良いものを世界に届けることを大切にしています。そして、私たち日本人が知らない価値観を教えてくれるのが留学生だと思っています。留学生の皆さんの中には、日本企業で就職するには、日本人と同じようにしなきゃいけないと考える人もいるかもしれませんが、皆さんらしさを大事にして、頑張ってほしいなと思います。
(神谷さん)
ここ数年、多くの留学生と会ってきました。本当にたくましく、尊敬できるところが多いと感じています。そして、皆さんがおっしゃるのは「Made in Japanを世界に広げる」です。外国籍社員と一緒に仕事をすることは、ときに価値観の違いに苦しむこともありますが、お互いリスペクトしながら一人ひとりの長所を活かして、国籍に関係なく世界に良いものを届けたいと思っています。ミキハウスでは、そのような職場を作っていきたいと思いますし、留学生の皆さんと一緒に世界のブランドを目指していきたいです。
(宮本さん)
採用は”縁”だと思います。しかし、どこか必然的なところもあるのだと思います。ミキハウスとして、様々な人との、一人ひとりの出会いを大切に、異文化や個性を認め合っていきたいと考えています。何かに強制させるのではなく、共生できる会社へ、多様な人が活躍しやすい会社を目指していきます。留学生の皆さんのチャレンジをお待ちしております。
ありがとうございました!
次回は、ミキハウスで働く外国籍社員にインタビューします。お楽しみに!
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(インタビュー:田村 一也、飯田 友希)