【元留学生インタビュー】ミニストップ株式会社 / 街角の憩い(いこい)の場(3/3)

インタビューを受けるミニストップのザリナさん(2)

ミニストップ公式ウェブサイト

<取材先>
開発本部 開発企画部 開発企画チーム 東 真吾 さん
コーポレートコミュニケーション部 秘書•広報チーム バダヴァモヴァ ザリナ さん

今回は、街角の憩い(いこい)の場を提供するコンビニエンスストア「ミニストップ株式会社(以下「ミニストップ」)」のインタビュー最終回です。

インタビューさせていただいたのは、コーポレートコミュニケーション部で秘書や広報の仕事をされている「バダヴァモヴァ ザリナ」さんです。

1ヶ月先の予定を調整することに驚いた

Q.ミニストップに入社したきっかけを教えてください。

2012年にミニストップがカザフスタンに進出をするにあたり、現地で日本語ができる通訳を探していました。私は交換留学で日本から帰国したタイミングで、カザフスタン大学の先生から紹介を受け、通訳をしたことがきっかけです。そこから、現地社員のお誘いを受け、カザフスタンで2年間仕事をしていました。その後、カザフスタンからミニストップが撤退するタイミングで、ミニストップの日本法人に入社することになりました。

Q.日本にまた戻りたいという思いがあったのですか?

はい。1年間留学していた筑波大学では、広大なキャンパスに日本人の学生だけではなく、様々な国の留学生が多く在籍していました。そこで、いろいろな人と親しくなり、違う国の文化や考え方を知ることで、自分の視野を広げることができました。異文化に触れ合うことがとても楽しくて、また日本に戻ってみたいと思いました。私は大学院への進学を考えていたので、ミニストップからのお仕事の誘いは予定外でしたが、仕事を通して学べることが多いと考え、ミニストップに入社することにしました。

Q.日本での生活はどうですか?

やはり、留学生としての生活と社会人としての生活は違って、社会人は大変ですね。カザフスタンでは両親と一緒に住んでいて、いつも隣で家族がサポートしてくれていましたが、今は何でも自分でしなければなりません。生活のリズムも違います。カザフスタンの人はのんびりしていますが、日本人はいつも慌しくしています。日本に来たとき、1ヶ月先の予定を調整することに驚いたこともあります(笑)

難しい仕事でも、周囲が協力してくれるので、できる

Q.入社してから現在までの仕事内容について教えてください。

ミニストップの日本法人に入社して、最初は店舗勤務をしていました。店舗でやるべき業務は多く、クリスマスシーズンなど、繁忙期は特に大変でした。その後、現在の秘書・広報チームに異動し、秘書の仕事を中心に、広報としてもリリースの作成などを行っています。

Q.仕事で大変だったことを教えてください。

社外からすると、ミニストップの連絡窓口になる現在の部署には、様々な問い合わせが来ます。最初は特に電話対応が苦手でした。人の話し方や言葉使いにより、聞き取れないことが多かったためです。メールでも会話でも日本語が分かっても意味が理解できないことは今でも時々あり、そのときは上司に相談して対応しています。

Q.大変な仕事を乗り越えるために必要なことは何だと思いますか?

人間関係だと思います。難しい仕事でも、部内での人間関係が良ければ、相談もしやすく、最後までやり遂げることができます。周囲からのサポートもあり、何かわからないときや困ったときには協力してもらっています。これは日本人の特徴でもあるかもしれません。日本人は、自分のことだけではなく、周囲のことも考える人が多いと思います。

自分からアプローチしていくことが大切

Q.もし何かサポートがあれば、どんなことがあると嬉しいですか?

家族に会える機会を増やしたいです。母国のカザフスタンは日本からは遠いので、2週間くらいの休みがなければ帰りにくいです。

Q.これからどんな仕事に挑戦していきたいですか?

将来的にはどのような仕事をしたいのか、まだ決まっていませんが、まずは任された仕事をきちんとできるようになりたいと思っています。どんな仕事も同じだと思いますが、最初は難しくても、実際にしてみて、慣れてくると楽しくなります。秘書や広報の仕事にも少しずつ慣れてきて、今は現在の部署でもう少し頑張っていきたいと考えています。

Q.これから日本で就職を考えている外国人留学生へのアドバイスをお願いします。

積極的に日本人と接してほしいです。私が日本に来る前に、先生や先輩から、日本人はオープンではないので、日本人の友達を作るのは難しい、日本人は自分のコミュニティに入れてくれない、という話を聞きました。その話を受けて、私は積極的に自分から日本人とコミュニケーションをとることにしました。その結果、日本人の友達もできて、より日本の文化や日本人の考え方を理解することができました。やはり、海外に長くいる予定であれば、その国の人に関心を持って、自分からアプローチしていくことが大切だと思います。

貴重なお話ありがとうございました!

(インタビュー・記事:田村一也、若林親正、白石彩)

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