【外国人採用企業インタビュー】株式会社ゼンショーホールディングス / フード業世界No.1を目指して(1/2)

留学生インタビュー【画像】ゼンショー1

https://www.zensho.co.jp/jp/

 

早稲田大学 日本語教育研究センターで学ぶ留学生の授業(「キャリア形成のためのビジネス日本語・ビジネス文化5」担当教員:寅丸真澄)の一貫として、外国籍社員が活躍する企業にインタビューしてきました。

株式会社ゼンショーホールディングス(※以下ゼンショーホールディングス)は、「すき家」「なか卯」でお馴染みの日本No.1のフードサービスチェーン経営企業です。今回、早稲田大学で学ぶ留学生とともに、アルバイトでは分からない、飲食業の本部の仕事や海外の事業について、担当されている方々にインタビューさせていただきました!

 

<インタビューさせていただいた方>

株式会社ゼンショーホールディングス
グループ人事本部 人事部 人財開発課 課長 阪田 啓太 さん(写真後列左)
人事部 国際人財室 室長 馬 文軍 さん(写真後列右)
人事部 国際人財室 主任 Nguyen T.T.Hien(ヒエン)さん(写真前列左)

 

<インタビューに参加した学生>

リ・カンジン(写真前列中央)、ロー・ナップ(写真前列右)

 

ゼンショーホールディングスとは、どのような会社ですか?

(阪田さん)
1982年に創業し、「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という理念を掲げ、フード業で世界1位を目指している会社です。”ゼンショー”という名前の由来には、3つの意味があります。

「全勝」すべて勝つ

「善商」善なる商売

「禅商」禅の心で行う商売

このような考えを持って、日々事業活動を行い、現在では売上日本1位、世界5位まで成長しました。事業は主に4つあります。「国内外食事業」「海外外食事業」「小売事業」「介護事業」の4つです。外食事業では、日本、中国、タイ、ブラジル、アメリカなど12の国と地域に約9800(2020年2月末時点)店舗を展開しています。

 

ゼンショーホールディングスの強みは何ですか?

(阪田さん)
“MMD”(マス・マーチャンダイジングシステム)と呼ばれる、調達から販売まで一貫してマネジメントする仕組みです。ゼンショーホールディングスでは、「食材の調達」→「製造・加工」→「管理・配送」→「販売」の流れを、すべて自社で行っています。これによって、問題の発見と解決が自分たちで可能になります。また、それぞれの過程で、厳しい品質基準を設けているので、食の安全性を保つことができます。さらには、無駄なコストを削減し、お客様にお手頃価格で提供できるようになります。私たちは、このような仕組みを世界各国に作り、”食”=「食べる機会」と”職”=「働く機会」を生み出していきたいと考えています。

 

留学生インタビュー【画像】ゼンショー2

 

海外戦略について教えてください?

(馬さん)
ゼンショーホールディングスの強みを存分に発揮しています。国内ももちろんですが、海外のお店でもメニューはとっても重要です。中国を例にすると、地域によっても味の好みが変わりますが、当社は自分たちが持っている一番良いものをお客さまに提供するべきと考えています。2008年に初めて中国にすき家を出店した時からこの考えは変わらず、日本と同じ、自慢の味と品質を世界中で提供しています。海外でも牛丼の味を変えることはありませんが、サイドメニューやトッピングは地域に合ったものを提供しています。中国では「3種辛子牛丼」という商品があります。これは現地で調査をした際、現地のおいしい唐辛子料理に発想を得て商品化に至った商品です。

 

各国の品質はどのように管理されているのですか?

(馬さん)
厳しい安全管理のチェックがあります。例えばすき家の「うな丼」のウナギは、お客さまにご提供するまで11回もの検査があります。養殖中、加工後、輸入前や輸入後もそれぞれ検査があります。養殖記録も管理しており、新たに取引を始める時は、その土地の土壌や水質、餌のサンプルチェックも検査対象にしています。このように調達からお客様のもとに届くまで、それぞれに安全性をチェックしている仕組みを構築しています。

 

留学生インタビュー【画像】ゼンショー3

 

どんな人が活躍できると思いますか?

(ヒエンさん)
チャレンジ精神がある人だと思います。初めのうちは知らないこと、できないことがあると思います。しかし、それを乗り越えるために勉強して、チャレンジする気持ちが大事だと思います。

(馬さん)
積極性がある人、ポジティブに考えることができる人が活躍できると思います。私の経験では、東日本大震災のとき、私は福島に救援隊として若手社員と一緒に支援に行きました。駐車場での寝泊まりなど大変なこともありましたが、現地の方の声やニーズなど、行かなければ分からないことを知れました。その翌年には青島(チンタオ)に赴任し、4年間現地で積極的に活動をしてきました。勉強になることがたくさんあり、自分が成長できるきっかけになる経験だったと思います。

(阪田さん)
ゼンショーホールディングスとしては、”体力”(=健康管理をして、心身ともに充実した状態)”気力”(=主体性を持つ)”知力”(=学び続ける力)の3つを重要視しています。

 

ありがとうございました!

次回は、実際にゼンショーで活躍するヒエンさんの体験談をはじめ、馬さんや阪田さんの経験談をお伝えします。お楽しみに!

 

<採用情報>

ゼンショーグループでのお仕事に興味のある方は、コチラをご覧ください。
https://www.zensho.co.jp/jp/recruit/

 

【外国人採用企業インタビュー】株式会社ゼンショーホールディングス / 正社員に求められること(2/2)

 

(インタビュー:田村 一也)

 

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