【留学生企業インタビュー】株式会社グローバルトラストネットワークス/多様な個性と協調性がある会社を目指して(1/2)
今回の企業インタビューは “特別編”です!早稲田大学 日本語教育研究センターで学ぶ留学生の授業(「ビジネスコミュニケーションのためのケース学習6-8」担当教員:金孝卿)の一貫として、外国籍社員が活躍する日本企業にインタビューしてきました。第4弾は株式会社グローバルトラストネットワークス(以下GTN)」です。
https://www.gtn.co.jp/
<インタビュアー>
■リ キゲン さん(早稲田大学大学院 日本語教育研究科 修士課程)(写真:左から2番目)
■ヴィットリア マミ さん(早稲田大学 国際交流コミュニケーション研究科 ※交換留学生)(写真:中央)
■マリアリ ジョン カルロ ロペス さん(早稲田大学 国際教養学部)(写真:右から2番目)
<インタビュイー>
■株式会社グローバルトラストネットワークス
社長室 人事担当 マネジャー 村上あすか さん(写真:左)
■株式会社グローバルトラストネットワークス
審査部 ラズバンシ アンジャナ さん(写真:右)
(OSHIGOTO.COM事務局 田村)
本日は、よろしくお願いします。
Q. 初めに、GTNについて教えてください。
(村上さん)
GTNは設立して14年目になりますが、現在6つの事業を行っております。
まず初めに始めたのは「賃貸仲介事業」と「家賃保証サービス事業」です。その後、銀行口座がなくても利用できる「携帯電話のSIM販売事業」。おそらく国内で初めてとなる「外国人専用のクレジットカード事業」。海外から日本への「留学事業」。そして「国際人材の紹介事業」です。
活動拠点は、東京の”池袋”を本社に、”新大久保”にも店舗があり、大阪は”梅田”と最近”なんば”にも店舗ができました。また、海外進出を積極的に進めており、ベトナムのハノイ、ホーチミン、韓国とモンゴルにも拠点があります。これから、さらに活動拠点は増やしていきたいと考えています。
現在17カ国の社員が働いていて、社内は非常にグローバルな環境になっています。
Q. 会社の今後の方向性について教えてください。
(村上さん)
海外の拠点を増やしていきたいと考えています。東京と大阪で培ったノウハウを活かして、海外でのサポートも増やしていきます。例えば、日本人も海外に出たら外国人です。今、私たちが日本で外国人に提供しているサポートが、海外で日本人にも必要になるかもしれない。そうなると、将来は日本人のサポートもするかもしれません。さらに、GTNは今年、外国人の支援機関として許可を得ました。今後は、これまで以上に、言語含めて外国人のサポートをさらに充実させていく考えです。
(OSHIGOTO.COM事務局 田村)
ありがとうございます。それでは、今度は留学生から順に質問をさせていただきます。
(リさん)※ここからQは、インタビュアーのリさんの質問です。
Q.どのような研修をされますか?
(村上さん)
先輩とのOJT(On the Job Training)が中心です。また、入社したときは、1週間自分が配属される部署の研修を行い、その後、1ヶ月かけて全ての部署を回って研修を受けます。
(アンジャナさん)
私の場合は、大学院からGTNでアルバイトを始め、2年間のアルバイトを経て入社しました。そのため、他の人よりも多く、他部署の仕事について学ばせていただきました。
Q.GTNの会社の雰囲気について教えてください。
(村上さん)
にぎやかですね。社員の年齢が20代半ば〜30代半ばが多く、みんな仲が良いです。
Q.GTNの仕事でストレスになることはありますか?
(アンジャナさん)
私は家賃保証を行う部門で、審査担当をしているのですが、審査はスピードが重要です。早く審査が進めば、その分早く、お客様は契約ができますし、サービスを利用できます。住まいを提供するオーナーにも、早い方が喜ばれます。しかし、審査業務は、自分以外の人も関わります。そのため、自分でコントロールできないことで、仕事が遅くなってしまうことに、ストレスを感じることはあります。また、頑張っても解決できない問題も起こります。そのような時に、ストレスを感じますかね。
Q.GTNではチームワークは重要視されていますか?
(村上さん)
はい、ほぼ365日活動をしています。そのため、すべてを自分だけですることはできません。仲間と協力することが大切です。システム上にお客様の対応状況など、メモを残すのですが、そのときに、いかに相手のことを考えることができるかが重要になります。
GTNで働いている外国籍社員は、みんなチームプレーの重要性を理解してくれていて、個人主義で仕事をする人はおらず、みんな協力的です。
Q.社員同士で交流はありますか?
(村上さん)
はい、少なくとも月に1回は飲みに行っていると思います。仕事の話だけでなく、生活に関する悩みも、そのようなところで共有し、相談し合っています。
さらに、GTNでは”部活制度”というユニークな仕組みがあります。これは会社から活動資金をもらって、同じ趣味を持つ社員同士が休日に活動できる制度です。もちろん、本社池袋以外でも活用できます。
Q.外国籍社員同士で仕事のトラブルはありますか?
(村上さん)
仕事はマニュアルがあるので、大きな問題が起こることはありません。コミュニケーションギャップによって、間違って理解してしまうこともありますが、そのようなときは、なぜミスが生じたのかを振り返って、同じミスが繰り返されないようにしています。
Q.外国籍社員の行動で、理解できないことは何かありますか?
(村上さん)
個人的には、特にないです。
人それぞれ個性は異なりますが、チームで目標を達成すること、そのような風土を作れるように、GTNの理念の浸透に力を入れています。そして、違いをどのように活かすかを考えています。さらに、何か問題が生じた場合は、お互い話し合って、解決できるように試みています。
Q.外国人の良いところについて教えてください。
(村上さん)
一人ひとりが自分の意見をしっかり持っていることだと思います。GTNでは、そのような空気の中で、なんでも言える制度も作っています。
後半へ続く…
2019/10/10公開
【留学生企業インタビュー】株式会社グローバルトラストネットワークス/目の前の仕事に全力で取り組む(2/2)