■自己分析：

「自己分析」という言葉を聞いたことはありますか？

日本では、就職活動をするときに「自己分析が大切だ」と、みんなが言います。なぜでしょうか？

それは、自分に合う企業は、どんな企業なのかを知ることが大事だと考えられているためです。その背景には、日本では、長く同じ企業で働くことを評価する傾向があるためです。日本企業も、自分のキャラクターや性格を理解している人で、会社と合う人を採用します。逆に言うと、どんなに優秀な人、専門知識やスキルが高い人であっても、会社が求めるキャラクターや性格と合わなければ、採用されない可能生が高くなります。だからこそ、自分に合う企業を見つけるために、自己分析が大切だと、日本では考えられています。

■どうする！？自己分析対策

自己分析の仕方は様々です。日本人がよくやる自己分析は、「モチベーショングラフ」という分析方法です。例えば、日本に留学してから現在までの気持ちの浮き沈みを折れ線グラフで書きます。”楽しい時”や”充実感がある時”はモチベーションは高くなると思います。一方で、”悲しい時”や”悔しい時”はモチベーションが低くなると思います。そのような気持ちが、「いつ？」「どんな状況で？」「何に対して、そう感じたのか？」を考えるヒントになるのが、モチベーショングラフです。

さらに、そのような気持ちになるのは、「過去にどんな経験があったからなのか？」など、自分の感情の源泉について理解を深めていく作業が、自己分析です。

そしてもう１つ、大事なことをお伝えします。就職活動で、様々な企業の説明会や面接に参加することになります。その後で、毎回感想を書きます。何が魅力的だったのか、何がおもしろくなかったのかなど。そして、あなたが、なぜそう感じるのか？を考えるようにしてください。そうすると、自分の”好き””嫌い”が見えてくることがあります。これも大事な自己分析の１つです。