【外国人採用企業インタビュー】株式会社ZMP /“ロボット技術”を活用して、ヒトとモノの移動を自由にし、楽しく便利なライフスタイルを(1/2)
https://www.zmp.co.jp/
株式会社ZMP(※以下ZMP)は、近年注目されているロボット技術を活かしたものづくりとサービスを行う企業です。現在30以上の国と地域からの外国籍社員が仕事をしているダイバーシティあふれる企業です。今回、早稲田大学で学ぶ留学生とともに、多様な人材が活躍する企業の実態について、インタビューさせていただきました!
※早稲田大学 日本語教育研究センターで学ぶ留学生の授業(2020年度「ビジネスコミュニケーションのためのケース学習6-8」担当教員:金孝卿)の一貫として、外国籍社員が活躍する企業にインタビューしてきました。
<インタビューにご協力いただいた方>
株式会社ZMP
HR/Administration & Human Resources Dept 新井野 さん
Aさん(2020年9月入社)
<インタビュー担当>
早稲田大学 謝さん
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ZMPは、どのような会社か教えてください?
(新井野さん)
ZMPのミッションは、「”Robot of Everything”、ヒトとモノの移動を自由にし、楽しく便利なライフスタイルを創造する」です。簡単に申し上げると、ロボットがインフラとして社会で活躍し、ロボットのある生活が当たり前になる社会を作りたいと考えています。これには、ものづくり面とサービス面の両方があり、両側面からロボットを通じて、笑顔あふれる社会を作りたいと考えています。今は、人やモノの移動の部分をロボット化させ、新しいライフスタイルを提案しています。例えば、歩行速モビリティ“RakuRo(ラクロ)”でシェアリングサービス、宅配ロボ“DeliRo(デリロ)”を使った宅配サービス、物流施設や工場で“CarriRoシリーズ”を使った現場のフルオートメーション化、様々な場所で人手をかけていたものをロボット技術で変革していこうとしています。
ZMPの事業内容について教えてください?
新井野さん)
“自律移動技術”を活用して、様々な分野で自社製のロボットを作って提供しています。
ZMPは創業してから今年で20年が経ちます。元々は、2001年に二足歩行ロボット”PINO”から始まりました。当時はエンターテイメント系のロボットを作っていたのですが、自律移動技術を深めるにつれ、より社会課題をダイレクトに解決できる製品やサービスづくりをできるのではないかと考え、2009年から、自動車の自動運転取り組みを始めました。
ここで言う”自律移動技術”とは、人間が動くのと同じように「認知」「判断」「操作」の3段階の動きをロボットにさせることです。具体的には、センサーで周囲や自己位置を認知して、頭脳であるソフトウェアで判断して、ロボットの制御をしてを動かすことを言います。
その後、台車かは発想を得た物流支援ロボット“CarriRo”やデリバリーロボットの開発を始めました。他にも、ZMPとソニーでエアロセンスという会社をつくり、ドローン事業を始めたり、商社の丸紅とAIROという会社をつくり、空港の車両の自動化に取り組んだりしています。さらに、昨年は新型コロナの影響もあり、警備・消毒ロボ”PATORO(パトロ)”の開発を進め、消毒機能を取り入れるなど、時代のニーズに応じつつ、一歩先を見据えて、製品・サービス開発に取り組んできました。これからも ZMPのロボットを様々なところに展開したいと考えています。
ZMPの特徴について教えてください?
新井野さん)
会社の特徴は、大きく3つあります。
1つ目は、「テクノロジー」です。現在社員の60-70%がエンジニアで、日々世界に先駆けて唯一無二の技術を開発しようと皆切磋琢磨しています。
2つ目は、「チャレンジ・スピード」です。ベンチャーとしてスピード感を持ってアグレッシブに技術開発・事業推進に取り組んでいます。
最後に、「人財」です。現在30以上の国と地域から外国籍社員を雇用しています。エンジニアでは約60%が外国籍の社員になっています。また、2020年の新卒採用も約半分が外国籍社員でした。今年も、同様の水準ですが、女性社員が増えてきています。
私たちは、多様性があることで、様々な課題を解決することができると考えています。一方で、外国籍だからということではなく、どのような人であってもリスペクトして、一緒に仕事をする風土を作ることが大切だと思っています。
ZMPの競合他社との違いは何ですか?
新井野さん)
直接的な競合はあまりいませんが、”自動化”というキーワードであれば競合は世界中にいます。ただ、ハードとソフトウェア、さらにはITとサービスというように、あらゆる面で技術開発と事業開拓・推進ができる企業は非常に少ないと思いますので、ZMPの大きな強みだと思います。
なぜ外国人を採用するのですか?
新井野さん)
弊社は、外国人に限らず、多様な経験を持つ人材を採用したいと考えています。そして、それを実行するために、具体的に「採用の半分を外国籍にする」「日本語不問」などのメッセージを打ち出すことで、世界中からの採用ができていると感じます。特に、ロボットの領域は、まだまだ新しく変化が激しいので、変化に合わせて対応できる人材が重要になると考えています。その結果、多様な国籍を持つ人材が活躍する組織になっているのだと思います。
ありがとうございました!
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【外国籍社員インタビュー】株式会社ZMP /30以上の国と地域からメンバーが集まるロボットベンチャーでの挑戦(2/2)
(記事作成:JAPI 田村 一也)