【人事担当インタビュー】株式会社モスフードサービス / 会社の将来を担う人材、外国人留学生の採用背景に迫る!(1/3)

https://www.mos.co.jp/company/

 

株式会社モスフードサービス(以下「モスフードサービス」)は、「モスバーガー(MOS BURGER)」を中心に、フード事業のフランチャイズチェーンの展開やマネジメントを行っている会社です。海外にも8つの国と地域に展開しており、今後さらに海外展開を加速していきます。今回は、人事戦略・採用活動を担当している人事の方と海外店舗のマネジメントや人材育成を行っている外国籍社員の方にインタビューしてきました!

第1回目は、モスフードサービスで人事戦略を考え、採用活動を行う、永井さんと松山さんにインタビューしました。モスフードサービスは、なぜ外国人留学生の採用に力を入れるのでしょうか?

 

人材開発部 人事グループ グループリーダー 永井 真美 さん

人材開発部 人事グループ チーフリーダー 松山 麻衣子 さん

国際本部 国際営業部 リーダー 林 龍慧(リム リャンフェイ) さん

国際本部 国際営業部 リーダー TOBY ALI(アリ トビー)さん

 

留学生(外国人)を採用する背景について教えてください。

モスフードサービスは、今後海外展開を強化していく考えです。現在も、現地に駐在する日本人社員はいますが、やはり現地スタッフにモスフードサービスの考え方、理念を浸透させることを大切にしたいと考えています。そのためには、日本とは異なる文化や言語を持つ現地スタッフとの橋渡しができる外国籍社員、外国人留学生の存在が必要になります。

また、現地の食文化、好みも、日本人とは異なります。実際、ソース作りに現地調味料を使って、日本とは違うオリジナルソースを作っている地域もあります。その国出身の留学生にお任せできれば、現地マーケティングも今以上に良くできるのではないかと思います。

 

モスフードサービスで大切にしている考えを教えてください。

弊社では「人間貢献、社会貢献」を経営理念に掲げ、社員全員に浸透しています。「人間貢献、社会貢献」とは、「お客さまや地域社会と深く結びつき、真心をこめたサービスを提供することを通じて、社会に貢献しよう」という意味が込められています。そして、お客さまはもちろん、一緒に働く仲間も大切にしています。このような考え方に共感できる方と、私たちは一緒に仕事をしていますし、仕事を通してそれを表現しています。その結果、お客さまに愛されるサービスがで、社員も長く一緒に働けるのだと思います。実際、弊社の勤続年数は長いほうです。20年、30年働いている方もいます。海外では日本と文化や価値観も異なりますので、必ずしも同じ表現でなくてもよいかもしれませんが、同じ想いを持って一緒に働きたいと考えます。

 

留学生(外国人)に期待することは何でしょうか?

ポジションにもよりますが、日本と各国の橋渡しをする役割を担ってほしいと考えています。そのため、まずはモスフードサービスの経営理念を理解し、共感していただけるかどうかが重要です。能力としては、入社後に経営ができるレベルまで教育体制を整えていきたいと考えています。私たちは、留学生に各国のモスバーガーの経営を担う人材になってもらいたいと期待しています。

 

 

入社後のキャリアパスについて教えてください。

本格的に外国人留学生を採用していくのは、これからになりますので、少し変わる可能性もあります。現時点での予定になりますが、入社後まずは座学や製造実習、店舗での実践を経験し、その後、各店舗に配属されOJT(On the Job Training)を行います。これは、全社員が経験するもので、やはりまずは現場を知ることが重要です。ただ、アルバイトではないので、店舗管理、つまり経営の視点やアルバイトの方の育成などについても学ぶことになります。また、OJTだけではなく、「モスアカデミー」の研修を受講する機会もあります。「モスアカデミー」は、チェーン全体の人材育成を担っている組織で、様々な研修を行なっています。ゆくゆくは、アカウンティングやマーケティングなどの知識も身につける必要があります。人によっては、日本だけではなく、海外でトレーニングをする方もいらっしゃるかもしれません。その後、日本国内外でFC店舗(フランチャイズ店舗)や直営店の指導・サポートをしたり、国際本部などの企画職にチャレンジしたりできます。将来的には、日本だけではなく海外現地の幹部候補として活躍していただけることを期待しています。

 

モスフードサービスで働く魅力は何でしょうか?

モスバーガーは日本ではブランド認知が高く、歴史のある企業です。そのため、オペレーションなどの仕組み、組織運営については、学べる要素が多いと考えます。また、モスアカデミーでは、社内研修だけでなく、社外のセミナーや講座を受講する機会も提供しています。さらに、海外から日本に来た外国籍社員の方には日本語学校で語学を学ぶ機会も提供してきました。そのため、これからも社員の状況に合わせて、成長できる環境を作っていきたいと考えています。

 

日本で働きたい留学生にメッセージをお願いします。

これまで長く日本での成長を図ってきましたが、今後は(今以上に)海外展開に力を入れていきます。つまり、私たちは労働力不足で外国人の方に協力してもらいたいのではなく、事業戦略として、貴重な人材である外国人留学生の方を採用していきたいと考えています。留学生は、将来のモスフードサービスに欠かせない人材ですので、ぜひ私たちと一緒にチャレンジしていただきたいです。風通しも良い会社ですので、今後は外国籍社員の方の意見も聞きながら、より働きやすい環境を作っていきたいと考えています。

 

 

ありがとうございました!

次回は、モスフードサービスの海外事業展開を支える外国籍社員の方にお話を伺います。お楽しみに!

 

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(インタビュー・記事:田村 一也、渡邉 絵理、村田 アンドリュー)

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