【人事担当インタビュー】株式会社エル・ティー・エス / 変えるのは人、変わるのも人(2/2)
株式会社エル・ティー・エス(以下、LTS)は2002年に創業したコンサルティング会社です。2017年にはマザーズ上場を果たし、日本人・外国人問わず優秀な学生が集まる今注目の企業です。人気の秘密はどこにあるのでしょうか?前回に引き続き、外国籍社員のコウさんと人事部の太田さんにお話を伺いました。
組織人財開発部 太田 貴博(オオタ タカヒロ)さん
ビジネスコンサルティング本部 哈 喬(コウ キョウ)さん
まずは、外国籍社員のコウさんにお聞きします。
御社で働く魅力は何でしょうか?
ありすぎて伝えきれません(笑)一番は「一人一人を見ている会社」であることだと思います。大手企業では一人の上司が大勢の部下を評価しているため、しっかりと評価されにくい面があると思います。しかし、LTSはそうではないと感じています。各社員の評価でも、自分が書いた自己評価の分量より、上司が書いた分量の方が多く、とても驚きました。上司は成長のためのアドバイスをくれますし、一人一人をしっかり評価してくれていると思います。
また、たとえ上司と意見が違ったとしても、その意見の違いが受け入れられる文化もあります。
日本で働きたい留学生へメッセージをお願いします。
自分は本当に何がしたいのかを探し続ける努力をするべきだと思います。例えば、日本に留学して、何をしたいのでしょうか?中国人の友達とばかり固まっていて良いのでしょうか?就職活動についても同じことが言えると思います。なぜその企業に入りたいのでしょうか?自分の一つ一つの行動に対して、心からやりたいことなのかどうかを冷静に自問自答することをお勧めします。
次に、人事部の太田さんにお聞きしました。
近年の留学生の採用状況について教えて下さい。
採用活動で、日本人だから・留学生だからということはなく、自然体で留学生の方にもご入社いただいています。お客様の殆どは日本企業ですので、普段のコミュニケーションは日本語です。そのため、日本語は必須で、ネイティブレベルが要求される環境となります。
今後、会社として海外展開も見据えていますので、その展開をリーダーとして推進してくれるような仲間に参画いただけると心強いです。
社員に求める素質や人材像はなんでしょうか?
日本人も外国籍の方も同じです。一見ロジカルシンキング等の思考系スキルが重要な素養として受け取られがちの業界ですが、私たちの場合は、それと同等かそれ以上に重要なものがあると考えています。コウの話にもあった通り、死に物狂いで頑張っても一筋縄では突破できない困難や壁に突き当たることがあります。その時、明るく・楽しく・前向きに、そして根っこのところで芯のあるガッツを持って立ち向かうことが重要です。それがより良いバリューを生み出すプロフェッショナルになるかどうかの分かれ目だと思います。
海外で仕事をする機会はありますか?
海外のプロジェクトに関わる機会はまだ多くはありません。お客様の持つ課題に沿って、プロジェクトの性質・エリアも変わりますので、候補者の方に対しては何のお約束もできないのが正直なところです。ただ、会社としては日本国外でもその価値を認めていただける会社を作っていこうとロードマップを掲げて頑張っています。「既に海外拠点を持つ会社に飛び込むのではなく、これから自分たちの手で創っていきたい。」そういう意向を持つ方には、LTSの環境はとても合うのではないでしょうか。
御社で働く魅力は何でしょうか?
やはり、これから会社を作っていく段階にあることです。
2017年12月に東証マザーズに上場を果たし、これから一層の発展を志しています。
経営陣からは『将来、社員が家族に「あの会社を創ったのは自分たちだ!」と誇りにしてもらえるような組織にしていきたい』というメッセージを受け取っています。
それを成し遂げるのは、まぎれもなく社員一人一人です。
「自分の成長=会社の成長」という経験が出来ることが、LTSで働く、何よりの魅力だと思います。
ありがとうございました!
前半の記事はこちら
(インタビュー・記事:清水航、渡邉絵理)