【元留学生インタビュー】株式会社エル・ティー・エス / 変えるのは人、変わるのも人(1/2)
2002年に創業した株式会社エル・ティー・エス(以下、LTS)は、日本発のプロフェッショナル・サービス会社として、グローバルでブランド力のある会社を目指しています。お客様の現場に入り込んで人に働きかけ、戦略の実行にコミットする新しいコンサルティングを構築しています。まずは、外国籍社員のコウさんにお聞きしました。
組織人財開発部 太田 貴博(オオタ タカヒロ)さん
ビジネスコンサルティング本部 哈 喬(コウ キョウ)さん
経歴を教えてください。
中学時代に中国で日本語の勉強を始め、高校2年生の時、仙台育英学園高等学校に一年間交換留学していました。中国で高校を卒業後、一橋大学商学部に進学し、大学4年生の時にLTSから内定をいただきました。2015年4月に新卒入社しています。
大学時代に力を入れて取り組んだことはありますか?
学生時代は、地元商店街の活性化を目指して、コミュニケーション・カフェで副店長を務めていました。また、LTSに入社するまでの間、サンフランシスコと中国・四川でインターンシップに参加したり、教育支援プログラムを立ち上げて東京大学主催のビジネスコンテストで優勝したりもしました。
大変アクティブな学生生活を送っていたのですね。何かきっかけはあったのですか?
高校生のときに、自分から行動しないと友達ができないし、周りが自分に興味をもってくれないことに気がつきました。そこで、この国を好きになる努力、コミュニティに溶け込む努力をしました。せっかく日本にいるのだから、日本での時間を大事にしたいと考えていました。大学時代も中国人の友達をあえて作らず、日本語しか話さない環境に身をおいて生活していました。英語も苦手だったからこそ、アメリカでインターンに参加しました。そうしたチャレンジを大切にしています。
日本での就職活動について教えて下さい。
実は、就職活動は全く行っていません。アメリカの大学院に行くためにインターンを探している際、偶然LTSのインターンを見つけました。選考直結型のインターンだと知らずに応募したところ、順調に選考が進み、内定をいただきました(笑)選考過程の個人面接では、自分がこれまで取り組んできたことをホワイトボードに書いて伝えたことを覚えています。入社後、選考担当者だった同僚に聞くと、中々そうしたアクションを取る応募者の方は多くなかったそうですが、自分の素のままを出した結果が印象に残ったようです。
就職する予定がなかったにも関わらず、LTSに入社を決めた理由は何でしょうか?
理由は2つあります。まずは、コンサルティング業界に興味がありました。この業界では色々な業界の人と働くことができるので、その中でやりたい仕事を見つけられるだろうと考えていました。また、LTSの「変えるのは人、変わるのも人」というコンセプトにとても共感しました。直感的に、一人一人を大事にする会社だと感じました。
現在の職務内容やワークスタイルについて教えて下さい。
コンサルティング会社はプロジェクト単位で仕事をします。私は、今まで大きく2つのプロジェクトを担当しました。
・専門商社様のSAP(ソフトウェア)の基幹システム導入
・自動車メーカー様の予算管理システムの運用サポート
ワークスタイルは、基本的にお客様次第です。現在の勤務時間はだいたい午前9時~午後6時です。効率よく仕事できれば、基本的に無理に残業しなくても良い環境です。また、実は今、妊娠5ヶ月なので、体調に配慮して午前10時に出社しています。
仕事を始めてから、一番嬉しかった経験はなんですか?
入社してからたくさん挫折を味わったので、それを乗り越える度に嬉しかったです。
最初の案件では、着任から1週間後にシンガポールで英語での仕事を任されました。
初めはダメダメで、お客様から上司にご指摘をいただいたこともあります。その後も半年くらい上手くいかないことがあり、会社に行くのが辛い時期もありました。
ただ、しばらく経って上海に出張した際に、お客様の現場の皆さんをトレーニングしたり、ファシリテーションして活躍する機会をいただきました。そこで上司に「開花したね」と言われた瞬間、幸せを感じました!
ありがとうございました。
次回は、人事担当者の太田さんを交えてお話を伺います。お楽しみに!
後半の記事はこちら
(インタビュー・記事:清水航、渡邉絵理)