【元留学生インタビュー】エンワールド・ジャパン株式会社 / フラットな人間関係の中で、自分の価値を発揮していく(2/2)
前回は、多国籍な人材あふれるエンワールド・ジャパンで人事戦略を考える佐藤さんにお話を伺いました。インタビュー第2弾は、多様な個性が混ざり合う環境で働くシニアコンサルタントのダニエルさんにお話を伺います。
ダニエルさんは、元留学生で、日本の大学で学んだあと、一度日本の大手企業に就職し、転職でエンワールド・ジャパンに入社されています。留学生の皆さんに近いキャリアを持つダニエルさんの日本で働くエピソードは、日本企業で仕事をするために、とても参考になるお話でした。
取締役ヴァイスプレジデント CxO プラットフォーム事業責任者
佐藤 有(さとうゆう)さん
サプライチェーン&プロキュアメント部門 シニアコンサルタント
ダニエル ムニョスさん
エンワールド・ジャパンに入社するまでの経緯を教えてください。
私は母国の大学で英語と日本語を専攻していました。そして、学部生のときに1年間、交換留学生として大阪外国語大学(現:大阪大学)で学びました。そこで耳にした日本語は、テキストだけでは分からない関西弁が多く、とても難しかったです(笑)。
大学卒業後、立命館アジア太平洋大学(APU)の修士課程に進学しました。大学院卒業後、日本の大手総合電機メーカーに就職しました。入社した理由は、グローバル企業で、母国でも知られているブランドのメーカーで仕事ができることに魅力的を感じたためです。そこでは、南米担当として海外セールスの仕事をしていました。
その後、エンワールド・ジャパンで働いていた友人から紹介されて、エンワールド・ジャパンに転職しました。
エンワールド・ジャパンは、どのような雰囲気の会社ですか?
人間関係が非常に良い会社だと思います。フラットな関係で、コミュニケーションが取りやすく、マネージャーなどの上司とも話しやすいです。間違っていると思ったら、指摘できる雰囲気もあります。会社は、一人ひとりのバリューや能力を見て、仕事がしやすい環境を作ってくれているように感じます。
どのような仕事をされているのですか?
サプライチェーンに関する分野で、企業の採用支援を行ったり、転職したいと考えている個人のお客様のサポートを行ったりしています。企業向けの仕事と個人向けの仕事の割合は、日によっても変わります。それぞれの状況を見ながら、自分でスケジューリングして仕事をします。また、私はサプライチェーンの担当ですが、お客様からITや管理部門など別の職種に関する相談をいただくこともあります。そのようなときは、社内の別の専門担当に情報を共有して、お客様の期待に応えるようにしています。
現在の仕事は、自分の頑張りが目に見える成果として分かるため、とてもやりがいを感じています。
日本で働くにあたって、気をつけた方がよいことはありますか?
日本の企業文化を学ぶことだと思います。例えば、新卒の場合、研修制度があります。大手企業は型が決まっていますが、たとえ自分が分かることであったとしても、しっかり学んだほうがよいです。
また、上司とのコミュニケーションも重要です。責任者の方々で戦略を考えているときに、新卒でいきなり意見を言うと、変な雰囲気になってしまいますよね。私は、学生時代に空手部にいたことがあり、日本の上下関係などの文化をそこで学びました。日本では、その場の「空気を読む」ということが、周囲の人と良い関係を作るために必要だと感じます。そのような日本文化があることを理解したうえで、自分が貢献できることをやるのがよいと思います。何も理解せずに、やりたいことをやっても上手くいきません。
今後の目標を教えてください。
自分でビジネスを作っていきたいですね。大変だと思いますが、その分、楽しさも大きいはずです。今、エンワールド・ジャパンの仕事を通して学んでいることを活かして、多くの人に喜んでもらえる価値を生み出していきたいです。
日本で就職を希望する留学生の皆さんに、アドバイスをお願いします。
企業名など、目先のことだけを考えて就職活動をしない方がよいです。就職しても、ずっとその企業にいられるか・いるかは分かりません。その企業に入社したら、どのような経験が得られるのか、どのようなスキルが身につくのかを考えながら、数年先のことを考えて就職先を検討することが重要ではないでしょうか。
ありがとうございました!
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(インタビュー:田村一也、渡邉絵理)